めまいや神経痛など、原因がはっきりしない不調が続いていませんか。
実は、かつて感染したウイルスが体の中に残り、免疫力が落ちたときに再び活動することがあります。
当診療所では、そのような症状を「体からのサイン」として捉え、生活の見直しを含めた治療につなげています。
潜在性ウイルス(潜伏感染)とは
人間に感染するウイルスには、風邪のように治ったあと体から無くなるものと、初期の症状がおさまったあとも体に残り続けるものがあります。
後者の状態を潜伏感染といい、こうしたウイルスを潜在性ウイルスと呼ぶことがあります。
潜在性ウイルスは普段は目立った症状を示しませんが、免疫力が低下すると再び活動し(再活性化)、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
水痘・帯状疱疹ウイルスにみる潜伏感染
潜在性ウイルスの代表的な例が、ヘルペスウイルス類です。
その一種である水痘・帯状疱疹ウイルスは、初感染のときに水痘(みずぼうそう)を起こします。
治ったあとは脊髄神経節に潜伏し、免疫力が落ちると再活性化して、神経の走行に沿った発疹や痛み(帯状疱疹)を引き起こします。
神経痛やめまいなど、診断がつきにくい症状のことも
発疹のある典型的な帯状疱疹や、単純ヘルペス1型が原因の口唇ヘルペスなど、症状や経過から診断しやすい場合もあります。
一方で、ウイルスが関与する不調は、検査や症状だけでは原因を特定しにくいことも少なくありません。
当診療所では、カラー治療の過程で、めまいや痛みなど、潜在性ウイルスによる症状を疑う所見が現れることがよくあります。
「検査では異常なし」と言われたのに不調が続く──そんな方にも、潜在性ウイルスの可能性は考えられます。
症状は「免疫力低下のサイン」かもしれない
潜在性ウイルスによる症状が疑われる場合、まず大切なのは生活を振り返ることです。
- 寝不足が続いていないか
- 食べ過ぎ・飲み過ぎはなかったか
- ストレスが長く続いていないか
多くの方は、思い当たることが見つかります。
潜在性ウイルスの症状は、体から「いま免疫力が落ちている」と知らせるサインと捉えることもできます。
当診療所での対応
生活習慣の見直し・カラー治療とあわせて、漢方薬の処方を検討します。症状の緩和を優先するか、免疫力を整えることを重視するかなど、その時々の状態を見ながら選定しています。
体調の変化をきっかけに、ご自身の生活を見直すことは、再発の予防や体の回復につながる第一歩です。
気になる症状が続く場合は、ご相談ください。

