スタッフ ブログ

食品添加物を控えたい方へ “一括表示欄”を見てみましょう!!

前回のブログ(食品のパッケージから“無添加”表示がなくなる?)でお知らせしたように、消費者庁が「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を策定し、2024年4月から食品添加物の“○○無添加”や“○○不使用”表示がほとんどなくなると予想されます。
これを機会に添加物の有無について、パッケージの表示を見るようにしてみませんか。

食品添加物表示の見方

食品添加物の表示は、食品パッケージの一括表示欄に書かれています。添加物欄を設けている場合もありますが、多くは原材料名欄に、まず原材料が使用量の多い順に書かれ、スラッシュ「/」以降に添加物が、やはり使用量の多い順に書かれています。

インスタントラーメンのパッケージ写真

これはインスタントラーメンのパッケージ裏にある表示です。原材料名欄に、油揚げめんから始まって原材料が書かれており、「/」以降が添加物です。具体的には、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、クチナシ色素、ビタミンB₂、ビタミンB₁です。添加物が色々入ってますね…ちなみに原材料名最後の(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・やまいもを含む)は、アレルギー表示です。

次はサバ缶のパッケージの表示です。

サバ缶のパッケージ写真

原材料名欄に、さば(日本産)、塩こうじ、食塩と書かれており、「/」がありません。
このように原材料名に「/」がなく終わっている場合は、食品添加物が使用されていないことになります。つまり「無添加」です。

日本国内で使用できる食品添加物は、食品安全委員会で安全性が評価され(動物実験で!!)、厚生労働省での審議を経て、食品衛生法で規定されています。
とは言え、なるべく添加物を摂りたくないという方は、食品パッケージの一括表示欄の食品添加物表示をよく確認するようにしましょう。

宮下

2024年2月21日

食品のパッケージから“無添加”表示がなくなる?

2023年10月のスタッフブログ(人工甘味料「アスパルテーム」について(その1)同(その2))を読んだのをきっかけに、食品を購入する際、パッケージの添加物表示を意識するようになった方がいらっしゃるかもしれません。

そんな方に特に知っておいて頂きたい情報です。

消費者庁が「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を策定

添加物をなるべく摂りたくないという方は、“○○無添加”や“○○不使用”と表示されている食品を選んでいるのではないでしょうか。

私も日頃、“○○無添加”や“化学調味料不使用”、“人工甘味料不使用”等と表示されている食品があれば、そちらを選んでいました。

パッケージ写真「無添加こうじみそ」パッケージ写真「香料無添加コーヒー」

しかし、2022年3月30日に消費者庁が「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を策定したため、約2年間の移行期間が終わる2024年4月から、食品添加物の“○○無添加”や“○○不使用”表示がほとんどなくなると予想されます

なぜ食品添加物の“無添加”や“不使用”表示がダメなのか?

消費者庁がこのガイドラインを策定した背景には、

といったことなどがあり、消費者にとって分かりやすい表示を求めています。

食品添加物表示として不適切な例をいくつか、消費者庁が提示しているイラストを用いて説明します。

<健康、安全と関連付ける表示>

イラスト「体に優しい着色料無添加ジャスミン茶」「かつおだし 調味料(アミノ酸等)は資料していないので、安全です。」

体に良いことの理由や安全であることの理由として、“無添加”や“不使用”を表示しているので、不適切とみなされます。

<同一機能・類似機能を持つ原材料を使用した食品への表示>

イラスト「白だし・調味料(アミノ酸等)無添加・原材料名欄に酵母エキス」

このイラストにある“調味料(アミノ酸等)”は、いわゆる化学調味料のことです。人工的に作られたうま味調味料で、グルタミン酸ナトリウムが主成分です。パンダマークの“味の○”が有名でしょうか。その化学調味料無添加と表示しつつ、原材料に化学調味料とそっくりな“酵母エキス”が使用されています。

ちなみに、化学調味料とよく似た食品扱いのものが他にもあります。“たん白加水分解物”と呼ばれるもので、動物や植物由来のたん白質を塩酸で加水分解したものが主流です。加水分解の際、発がん性物質が生じるとも言われています。

食品添加物である、いわゆる化学調味料が無添加でも、原材料に“酵母エキス”や“たん白加水分解物”が使用されていれば、無添加表示は不適切となります。

食品添加物の“無添加”や“不使用”表示がなくなったとしても、添加物をなるべく控えたいという方のために、次回のブログでは、食品を購入する際の添加物表示の見方を説明します。

参考

宮下

2024年2月5日

未病健診で体質を知る

プレジデント社から月2回発刊されている『PRESIDENT』という雑誌をご存じですか。
2023年10月13日号の特集は「健康診断のウラ側」でした。

雑誌PRESIDENT表紙2023年10月13日号の特集「健康診断のウラ側」

病院に頼りすぎてかえって健康不安になっていないか?健康診断、人間ドック、定期検診がムダかもしれない…、というちょっと衝撃的な内容です。

解剖学者の養老孟司さんと生物学者池田清彦さんの対談、医師や薬剤師がざっくばらんに語る内容がとても興味深いです。
情報過多の現代に於いて、正しい健康常識とは何か、自分には何が必要か、今一度よく考えるきっかけになる号でした。

とはいえ、健康診断は不要です!とは言えません。当院でも必要に応じて患者様に西洋医学的健康診断をおすすめしていますし、私たちスタッフも年1回の健康診断は受けています。

東洋医学的未病健診

当院では、東洋医学的未病健診を提供しています。一般的な健診とは異なるアプローチなので意義があると考えています。
→未病健診

目的は、漢方医学的な証の診立てを用いて、未病の発見や対策に役立てていただくことですが、自分の体質を知ることができるのも特徴です。

体質を知って健康維持に役立てたい方、未病に備えたいという方、カラー診断でどんなことが分かるのか興味がある方は丸リハの未病健診を受けてみる価値があると思います。

ところで、「検診」に関連して2006年に所長が書いた「高額医材」についての記事があります。話は、ある方の「検査」から始まるのですが…。

この機会にぜひ皆さんに読んでいただきたいので、紹介します。

【2006年11月の所長のメッセージ】
→シリーズ4 医の話(その10) 高額医材

そして、一緒に考えてみませんか。

ブログ編集部

2024年1月15日

新年のご挨拶

辰のマスコット

謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、この度の能登半島地震により被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。

当診療所がある新潟市西区も液状化現象や断水等の被害が出ているところが多数ありますが、本日より通常通り診療しています。

被災された皆様の安全確保、そして一日も早い復旧、復興を衷心よりお祈り申し上げます。

ブログ編集部

2024年1月4日

生薬を保険適用で提供しています

「漢方薬」というと、一般的に2つの処方の仕方があります。 生薬(しょうやく)とエキス剤です。どちらも「漢方薬」と呼び、違いは生薬は煎じて成分を抽出した薬液を服用するのに対し、エキス剤は抽出済みの成分を含む顆粒や錠剤を服用する点です。

漢方薬(生薬)
生薬(漢方薬)
漢方薬(エキス剤)
エキス剤(漢方薬)

当診療所では漢方生薬を、保険適用で提供しています(→診療のご案内)。
「えっ。当たり前じゃないの?」
そう思われた方もいらっしゃるかも知れません。

実は、漢方エキス剤を処方する医療機関は多くありますが、生薬を処方する所は全国的にも少なく、さらに健康保険の適用をしているのは新潟県内では当診療所の他は存じません。このような理由からか、新潟市外だけでなく県外からも患者さんが生薬を求めて来院しています。

生薬を保険適用で処方しないワケ

多くの医療機関が保険適用で生薬を処方しない理由の一つは、採算が合わないことです。生薬は全体として、健康保険で定められた薬価より、仕入れ値の方が高いのが現状です。

生薬の価格は相場により変動しますが、消費量の多い中国の人口増加や経済発展、パンデミックなどで、需要が増大し相場の価格は上昇傾向です。

一方、薬価の方は定期的に改訂されるものの、市場の価格を反映しきれていません。実際に、仕入れ価格が薬価の6倍以上もする生薬があるのです。

(処方すればするほど赤字になるので、やむなく調合・分包に関わるコストの一部を自己負担して頂いています)。

それでも生薬を保険適用で処方し続ける理由

なぜ採算の合わない生薬の処方をし続けるのか。
それは「漢方薬(生薬)は値段が高くて続けられない」というイメージを覆したいからです。

漢方薬で体質改善をするには、少なくとも数カ月の服用が必要ですが、続けて服用して頂くことで、効果の有無を判定できます。

エキス剤は簡便で、漢方薬の普及に大いに貢献しています。しかし、処方の種類は限られており、また体質に合わせた分量の加減ができないなど、生薬に及ばない点があります。漢方薬のポテンシャルは生薬でこそ発揮されると考えています。それを体験して頂きたいという思いで、生薬を保険適用で提供しています。

→漢方薬

大澤

2023年12月26日

職員旅行で長崎へ

11月15日~17日長崎へ職員旅行に行ってきました。ハウステンボスと長崎市内観光の旅程でしたが、実際訪れて予想以上に皆の興味を引いたのが出島でした

出島は、鎖国の時代にオランダとの貿易の窓口としての役割を果たした人工の島です。明治時代に周囲が埋め立てられ、当時の姿は失われましたが、現在復元事業が進められています。

出島の模型「ミニ出島」
出島の15分の1模型である「ミニ出島」

江戸時代と明治時代の街並みが復元されており、オランダ人の住居や貿易品を収める蔵、日本の役人の詰め所などが並びます。それぞれに展示品があり、詳しい説明がパネルや動画で紹介されています。どれも興味深く、つい見入ってしまい、予定した時間をオーバーして見学しました。

当時の輸入品の説明では、砂糖と並んで丁子(ちょうじ)、蘇木(そぼく)という現在当院でも用いる生薬があったのが目を引きました。それらの原産地が南方であることを改めて思い返しました。ちなみに、丁子は「屠蘇散」にも配合されています。蘇木は当時は染料としての用途が主だったそうです。

解体新書の展示
「解体新書」の展示もありました

出島の他はハウステンボスのクリスマスイルミネーションやVRアトラクション、長崎市内の中華街やグラバー邸など、見所が多く、楽しませて頂きました。

ハウステンボスで集合写真
ハウステンボスにて
ハウステンボスの展望タワーからの眺め
ハウステンボスの展望タワーからの眺め

ブログ編集部

2023年12月7日

“20周年記念キャンペーン第3弾”屠蘇散(とそさん)プレゼント!

20周年記念プレゼント第3弾の屠蘇散(とそさん)

プレゼントキャンペーン第3弾は『屠蘇散(とそさん)』のプレゼントです。

屠蘇散はお正月に飲む「お屠蘇」を作る元の生薬のことです。
お屠蘇は邪気を払い、その年の健康や長寿を願って飲むものとされています。
漢方薬と同じように、身体の調子を整える生薬が複数組み合わさっています。

12月1日(金)~受診の方にプレゼントいたします。
なくなり次第終了となります。

※20歳以上の方が対象となります。

2023年12月29日終了しました

→開院20周年特設サイト

ブログ編集部

2023年12月1日

丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~試作を重ねてついに完成!

「化学物質を使わず自然界にある物だけを材料に、口に入っても問題の無い安心して使える軟膏を作りたい。」という思いから丸山式ゴマ軟膏づくりは始まりました。

→ 丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~キッカケ編
→ 丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~材料集めに一苦労編

丸山式ゴマ軟膏を作る所長
丸山式ゴマ軟膏を作る所長

→丸山式ゴマ軟膏

いざ作製、試作品第1号

所長と私そして私の妹と3人で養蜂所、漢方薬局、スーパー、お茶屋さん、色々な所へ行ってようやくゴマ軟膏の材料が揃いました。

最初にミツロウのゴミ?を取り除く事から始めました。(ゴミと言っても葉っぱ、茎、もしかして蜂の足なのか羽なのかそれとも糞?よく判りません。)頂いてきた三分の一程の量のミツロウを、まずは指でつまめる大きさの異物を取った後、ピンセットを使い細かい物を取り、それでも全部取り除く事は無理なので試作だからと妥協。

私の家の台所でいざ作製開始。
鍋でゴマ油を沸かし、次にミツロウを入れて溶かし、生薬を煮出してから緑茶を煮出し作製手順は今とあまり変わりません。私の両親も興味津々で覗き込んでいました。濾過後に冷ましてようやく出来上がり。

出来上がった試作品第1号は…。
「う~ん…、こんな感じねぇ。」
所長はどんな感じなのか分かればいいと言っていましたが、実際に使えるかと言うとまだ無理。改善点がかなりある。気になったのはザラつきとゴマ油の匂いがキツい事。しっかりと濾した方がいいねと話していました。

ある日、私が帰宅すると綺麗に濾されたミツロウがボウルに入っていました。
ビックリしてどうやったのか聞くと、妹と父がキッチンペーパーなどを使い少しずつ溶かしながら濾していったとの事。 その綺麗に濾されたミツロウを使って作製したゴマ軟膏は、試作品第1号よりザラつきが減り滑らかになるも実用化はまだまだでした。。

丸山式ゴマ軟膏がついに完成

現在診療所で使っているサラシミツロウ
現在診療所で使っているサラシミツロウ

何度も試作し改善を重ねて、ようやく今の丸山式ゴマ軟膏が出来上がりました。
アトピー性皮膚炎の患者さんはもちろん、乾燥している季節の手荒れや肌荒れにも使えます。
所長の思いと願いが込められた軟膏は、20年以上にも渡り、多くの患者さんに使用され大変好評をいただいております。

→丸山式ゴマ軟膏

ブログ編集部

2023年11月27日

丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~材料集めに一苦労編

「化学物質を使わず自然界にある物だけを材料に、口に入っても問題の無い安心して使える軟膏を作りたい。」という思いから丸山式ゴマ軟膏づくりは始まりました。

→ 丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~キッカケ編

2001年は軟膏を試作する為、材料を揃えていきます。
今はネットショッピングで何でも簡単に手に入れる事が出来ますが、2001年頃は一般家庭にインターネットが普及し始めた頃で、私の家も所長もまだインターネットを入れておらず、さらにネット販売も盛んではなくスーパーや専門店に行って買うしかありませんでした。

→丸山式ゴマ軟膏

軟膏の主要な材料はゴマ油とミツロウと漢方生薬、そして緑茶。
診療所開院前で漢方生薬の仕入先がまだ決まっていなかったので、ミツロウを買う為、所長は新潟市の養蜂所に事情を説明し、分けてもらえることになりました。

養蜂所へは所長と一緒に私と妹も行きました。
養蜂所の方はミツロウを箱に入れて用意して待っていてくれました。

「こんなのだけど本当にいいの?ゴミとか入っているけど…。」
と、申し訳なさそうな顔をされていました。見ると何やら細かい葉っぱ、茎、ひょっとして蜂の足?!羽?!いろいろと混ざっていました。
所長は「大丈夫です、何とかします。おいくらでしょう?」と、お支払いしようとしましたが
「こんなのでよければいらないよ。」と言って下さり、タダで頂きました。
そして、
「しかし、こんなの一体何に使うの?」
と不思議そうな顔をされていたので、所長が漢方生薬を使った軟膏を作ると説明すると
「へえぇぇ!軟膏?これで?」と、とても驚かれていました。

次に生薬を買う為、漢方薬局へ行きました。
柴胡桂枝湯や葛根湯など調合された漢方薬を買う人はいても、生薬を個別に単品で買う人は余りいないのでしょう、ここでも「え?」と言う様な不思議な顔をされました。

緑茶は無農薬の物が欲しかったのですがスーパーにも、そしてお茶屋さんにも 無かった為、有機栽培の緑茶を買ってようやく材料が揃いました。

→ 丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~試作を重ねてついに完成!

ブログ編集部

2023年11月14日

丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~キッカケ編

丸山式ゴマ軟膏

所長が軟膏を作製したキッカケ

「化学物質を使わず自然界にある物だけを材料に、口に入っても問題の無い安心して使える軟膏を作りたい。」

→丸山式ゴマ軟膏

所長がその思いで軟膏を作製したのは、所長の愛犬(黒柴)と私の妹がアトピー性皮膚炎だった事でした。
私と私の家族は、丸リハ開院前から皆が所長の患者でお世話になっていたので家族ぐるみのお付き合いがあり、所長が開院準備で忙しい時は愛犬を預かる事もありました。

家族の中でも妹は特にお世話になっていて、結婚後は埼玉県に住んでいたのですが水も空気も合わなかったようで、アトピー性皮膚炎の症状が悪化し、埼玉の皮膚科から塗り薬を処方してもらい使っていました。ある時その塗り薬が強いステロイド剤だったことを知り、驚いて丸山所長に相談しアドバイスと指示を受けて東京に引っ越しもしました。ステロイドの塗り薬の使用をやめた後、しばらくは皮膚の状態がかなり悪く大変だったようです。

2000年秋、所長が多忙で愛犬を度々我が家で預かるので、犬好きの妹は療養と気分転換をかねて一時新潟に戻りました。

口元の毛が一部抜けて痒がる愛犬。皮膚が硬くボロボロと落ち、掻かずに体を擦るようにして痒みを我慢する妹の姿。
妹は皮膚科で処方された塗り薬がステロイドの強い薬だと知らずに使っていたため、塗り薬に対して不安と不信感でいっぱいだった事と、犬が舐めても大丈夫なようにと安心して使える軟膏を作ろうと所長は思ったそうです。

丸山所長と愛犬の凛ちゃん
丸山所長と愛犬の凛ちゃん

ゴマ軟膏の試作品を作る際、私の家の台所で行う事になりました。(所長の住いは単身赴任者用住居のため、台所はかなり手狭だった。)
試作する為に材料を揃える事から始めました。

→ 丸山式ゴマ軟膏の作製裏話~材料集めに一苦労編

ブログ編集部

2023年11月1日

人工甘味料「アスパルテーム」について(その2)

前回のブログでお知らせしたように、“発がん性の可能性あり”と指摘されたアスパルテーム。

→ 人工甘味料「アスパルテーム」について(その1)

人工甘味料の一つで、国が認可した食品添加物であり、医薬品添加物でもあります。日本の味の○株式会社が世界最大のアスパルテーム製造会社であり、卓上甘味料の○ルスイートが有名でしょうか。

日本で使用されている人工甘味料はアスパルテームが最も多く、その他アセスルファムカリウム(K)、スクラロース、サッカリン等があります。アスパルテームは砂糖の約200倍の甘さがあり、カロリーは砂糖と同じ4kcal/gですが、同じ甘さを得るのに少量で済むことから、低カロリー甘味料として使用されます。世界125カ国以上で、6,000種以上の製品に使用されています。具体的には、清涼飲料水や菓子、ガム、ゼリー、ヨーグルト等に使用され、特に「ゼロカロリー」や「カロリーオフ」「砂糖不使用」等と書かれた食品によく用いられています。

人工甘味料のイラスト カロリー0飲料のイラスト カロリー0ゼリーのイラスト

アスパルテームは2つのアミノ酸(アスパラギン酸とフェニルアラニン)からできている甘味料であり、血糖値に影響を与えず、虫歯の原因とならないとも言われています。またあまり知られていないかもしれませんが、苦みをマスキングする目的で医薬品に多く使用されています(PMDA:医薬品医療機器総合機構で、アスパルテームを含む医薬品を検索すると416品目がヒットしました)。

このようにメリットがうたわれ、国が使用を認可し安全だと言われているアスパルテームですが、これまで数々の動物実験やヒトでの調査で発がん性等が議論され、アスパルテーム論争とまで言われたいわくつきの甘味料なのです。まだ不明な点が多いのですが、人工甘味料が腸内細菌叢や糖代謝に影響を与える可能性も示唆されています。

今からちょうど10年前、こんな本が発行されていました。
本の表紙「スイート・ポイズン 本当は恐ろしい人工甘味料「アスパルテーム」の話」
スイート・ポイズン 本当は恐ろしい人工甘味料「アスパルテーム」の話
ジャネット・スター・ハル 著、吉田三知世 訳

アスパルテームの有害性を告発した本です。著者自身の健康被害体験、アスパルテームの悪影響を証明するデータや実験結果が無視されていること、食品会社とFDA(アメリカ食品医薬品局)の癒着などが書かれています。

現時点では、アスパルテームは基準値を超えなければ安全であるとされています。しかし、食品添加物は多岐に渡り、アスパルテームと他の添加物との組み合わせや体内での反応は検証されておらず、個人の体質などによって体への影響は異なると思われます。放射線に、これ以下なら安全であるという「しきい値」がないという考え方があるように、基準値以下でも健康被害が生じる可能性はゼロではないと思います

私達の体は、自分が口に入れるものによって作られます。食品を購入する時、口にする時、何が入っているか表示を確認してみることをお勧めします。

宮下

2023年10月16日

人工甘味料「アスパルテーム」について(その1)

今年の7月14日、WHO(世界保健機関)傘下の国際がん研究機関(IARC)が、人工甘味料「アスパルテーム」について、発がん性の可能性があるとの見解を示しました。

ガムの原材料表示にアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物が含まれている タブレットの原材料表示にアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物が含まれている

(アスパルテームはアミノ酸の一種、フェニルアラニンを遊離することから、先天性の代謝異常症であるフェニルケトン尿症の患者さんが摂取すると危険であるため、アスパルテームを使用する場合、L-フェニルアラニン化合物を含む旨を表示することが義務づけられています。)

今回アスパルテームは、IARCの発がん性分類で4段階中の下から2番目の「2B:発がん性がある可能性がある」に指定されました(ちなみに他の分類は、「1:発がん性がある」「2A:おそらく発がん性がある」「3:発がん性について分類できない」です)。注意点としてこの分類は、発がん性に関する科学的根拠の強さを示すものであって、発がん性の強さや暴露量に基づくリスクの大きさを示すものではありません。

IARCの発表と同時に、WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、アスパルテームについて、これまでの許容一日摂取量(ADI)(体重1kg当たり40mg)の変更は必要ないとし、その範囲内で摂取することは安全であるとしました。

昨年度の厚生労働科学研究「生産量統計調査を基にした食品添加物摂取量の推定に関わる研究」では、日本人のアスパルテームの摂取量(推計)を6.58mg/日と発表し、ADIよりも大幅に低い値です(ADI比0.3%)。

アスパルテームに発がん性の可能性はあるが、摂りすぎなければ大丈夫??? 内閣府の食品安全委員会が、今回のIARCとJECFAの発表を受けアスパルテームに関するQ&Aを掲載していますが、次回のブログでもアスパルテームについて調べたことをお知らせします。

→ 人工甘味料「アスパルテーム」について(その2)

宮下

2023年10月2日

夏の思い出とVR睡眠

東京で暮らしている長男がお盆に帰省する際に、以前から気になっていた宮城県の蔵王キツネ村に行こうということになり、私たちは車で、長男は新幹線で白石蔵王駅へ向かい合流しました。

蔵王キツネ村は、8種100匹ほどのキツネたちを放し飼いにしている施設で、キツネを間近で見たり、エサをあげたりすることができます。
触ろうと手を伸ばすとほぼ噛まれます⁉とのことで、お触りは厳禁です!(抱っこ体験のプログラムがあります)

キツネ
キツネ

なかなか近くで見ることがないキツネ。とっても可愛かったです!!
ずっとキツネに会いに行きたいと言っていた長男も1日いられる~とご満悦。

そんな動物好きな長男が持って帰ってきたVRヘッドセット。
バーチャルリアリティ、仮想現実を楽しむ機器ですね。

普段からVR空間で友人と集まったり、遊んだり、情報交換をしたり、と楽しんでいるそうで、私たち家族も簡単なゲームでVRを体験して楽しませてもらいました。

VR
VR初体験の次男は興味津々!

びっくりしたのは長男がVRゴーグルを装着したまま寝ていたこと!
VR空間を楽しみながら、うっかり寝落ちしてしまったのかと思ったら、いつもVR空間に浸ったまま眠りについているようで...。

スマホを見ながら寝るのはよくないと聞くけれど、これはどうなの⁉と思ってインターネットで調べてみると、「VR睡眠」の効果が書いてあるサイトがたくさん出てきてまた驚き...。

不眠や寝つきの悪さの解消、ストレス解消など、メリットを挙げているサイトがたくさんありました。
とはいえやはり電子機器。デメリットもあるので長時間使用は避けたほうがよさそうです。

ブログ編集部

2023年9月15日

漢方生薬の見本瓶

今年で開院20周年の丸リハですが、開院当初から調剤室の前に展示してある漢方生薬の見本瓶が20年の歳月を経てかなり劣化してしまったので、新しい容器に入れ替えました。

生薬見本瓶
生薬見本瓶

ふたの部分も透明で、中身がよく見えるようになり、切り口はこんな形状をしていたんだ…とスタッフも興味津々でした。
ご来院の際にぜひ見てみてください。

どんな瓶にしようかと楽しくセレクトさせてもらったのですが、瓶好きな私は家でもたくさんの瓶容器を活用しています。
食品を入れることが多いのですが、今のお気に入りはこちら。

ミニ水槽

ヤマトヌマエビが入ったミニ水槽です。
小さいエビさん、見えますでしょうか?
元々は大きい水槽があったのですが、手入れをする余裕がなく縮小しました。
瓶の中を動きまわったり、一生懸命にエサを食べる様子を見て癒されています。

ブログ編集部

2023年9月4日

漢方は日本で独自に発展(その2)和漢薬

和漢薬とは、日本で開発された生薬である和薬と、中国由来の生薬である漢薬を合わせた言葉です。
和薬は民間薬として用いられますが、漢薬の中には日本に伝来して和薬として定着したものもあり、和漢薬という分類がよく用いられています。
例えば日本で身近な薬草として知られるドクダミやオオバコは中国でも用いられていて、日本独特のものとは断定できません。

一方、日本でのみ用いられる生薬で、漢方処方に使われるようになったものもあります。

サクラの木
サクラ

桜の木の樹皮からなる桜皮(おうひ)は、江戸時代に皮膚の炎症や咳・痰の薬として民間で用いられていました。
全身麻酔による乳がん手術で知られる華岡青洲(1760~1835)は桜皮を配合した十味敗毒湯という漢方処方を考案し、化膿性の皮膚疾患に用いました。
その後、浅田宗伯(1815~1894)は桜皮をクヌギなどの樹皮である撲樕(ぼくそく)に代えて後世に伝えています。撲樕も日本独特の生薬です。

クヌギの木
クヌギ

十味敗毒湯は当診療所でも皮膚疾患の方の体質改善目的に用います(好転反応の出現に注意し、分量を加減して処方します)。
ほかに撲樕は治打撲一方という打撲傷に用いる処方にも配合されており、これも日本で考案された漢方処方です。

上記は一例ですが、日本で独自に発展した漢方もあることをご理解いただけたと思います。

(参考)

大澤

2023年8月15日

漢方は日本で独自に発展(その1)

開院20周年記念動画や、「丸リハ」20年のあゆみページ制作の過程で、写真を見返す機会がありました。

台北市の薬局で漢方薬を調剤している場面

上の写真は、2008年に職員旅行で台湾を訪れた際の1枚です。
台北市内で訪れた薬局で漢方を調剤しているところを撮影させてもらいました。
天秤ばかりで測った生薬を1日分ずつ分けています。現地での伝統的なやり方だと伺えます

ここで、生薬の1片1片の形状に、日本の薬剤メーカーの製品との違いが認められます。

「桂皮」刻み生薬
当診療所使用の「桂皮」刻み生薬
「桂皮」ロール状
「桂皮」は樹皮を剥いだもので、刻む前はロール状です

生薬の1片がある程度の大きさがあるのは、一説には仕入れの際に品物を見定めるためだったといわれています。

一方、日本では江戸時代に漢方は独自の発展を遂げ、新しく処方が作られたり、生薬の刻み方も細かくなりました。刻み方が細かい利点は、煎じる際の成分の抽出効率が上がり、より少ない分量での処方が可能になることです。
さらに当診療所のように0.5g単位、ときには0.1g単位で生薬分量の加減をする場合には、細かい刻みの方が好都合です。→漢方薬

生薬の刻み方は1例ですが、日本人の体質や気候による体調変化の特徴も、経験則として伝えられています。次回に和漢としてご紹介したいと思います。

大澤

2023年8月2日

“20周年記念キャンペーン第2弾”電離酸性水とカラー布プレゼント!

20周年記念プレゼント第2弾の電離酸性水とカラー布

5月8日にスタートしたキャンペーン第1弾のオリジナルエコバッグに続き、7月3日から第2弾の電離酸性水(300ml入り)ボトルとカラー布をプレゼントします。

「電離酸性水って?」

すでにご使用して頂いている方にはお馴染みの、通称ケアウォーター。
水道水(当院では浄水して使用)に食塩を加え、電気分解装置で生成します。
pH(=酸性、アルカリ性の指標)2.7以下の酸性水で、次亜塩素酸水とも呼ばれます。
除菌効果に優れ、当院では口すすぎやうがい、肌の保清のために患者様に使用して頂いて います。

ちなみに、コロナ禍でアルコール消毒剤が品薄となっていた時に、この次亜塩素酸水が注目され、新型コロナウイルス対策として効果も実証されました(物品の消毒用)。
※名前は似ていますが、塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムとは別物です!!

「カラー布について」

今回差し上げるカラー布は普段の診療でも使用しているもので、分類番号から通称351カラー。
痛みを軽減し、傷めた部位の治りを早めます。
打撲など痛みのある部位や蚊などの虫刺されに貼ってご使用下さい。

スタッフがプレゼントのカラー布付きシールを作製中

7月3日(月)以降、受診の方にプレゼントいたします。

※数に限りがあります。なくなり次第終了となります。
※電離酸性水、カラー布の詳しい使用方法や注意点については、プレゼントに同封します。
2023年10月10日終了しました

→開院20周年特設サイト

ブログ編集部

2023年6月30日

丸リハ医師の素顔の履歴

ブログ編集部です。

日本の患者さんは医者を別格扱いする傾向があるように思われます。当院ではそのような慣習に対し「医者も患者さんも同じ目線であるべき」という所長の理念のもと「お医者」ではなく、一人の人間として患者さんと向き合う診療をしています。

そこで、当院医師3人の医師紹介「略歴」には載っていない「人となり」が伺える写真をスライドショー風に並べた動画を20周年特設サイトに載せました。

動画の中から、先生方の素顔のイチオシ!!の写真を一部、紹介します。

宮下先生
妙高市出身でスキーが得意!大会にも出場。子供の頃は動物達のために獣医師になりたいと思っていたそうです。

スキー競技会出場の22歳時の宮下医師

大澤先生
中学、高校、大学と陸上部で活躍!生徒会長でもあり、一部の女子の間では舟栄中の“カール・ルイス”と言われていたそうです。

陸上競技大会出場の15歳時の大澤医師

丸山所長
空手家!!全日本空手道連盟の公認四段位を女子として最初に正式に取得した人で女子空手の先駆者的存在です。選手そして師範として女子空手を牽引し発展させたすごい人なんです。

空手の寒稽古中の35歳時の丸山所長

「丸リハの先生はどんな人?」
是非ご覧ください。

→開院20周年特設サイト

ブログ編集部

2023年6月28日

丸リハポリシー 20年間で学んだこと

「患者様に対して、その方の持っているものを最大限発揮できるよう、お手伝いする」

これが丸リハのポリシーだと、私は思います。

例えば、漢方やカラー治療が、人体にどう作用しているかというと、自然治癒力を引き出しているわけです。自然治癒力はどなたにも備わっているものですが、病気の場合、何らかの理由で発揮されていない、それを手助けするのです。
リハビリテーションでは十分使われていなかった身体の機能を、訓練によって引き出します。
また人間は習慣を変える能力も備わっているし、物事を色々な方向から見直す能力もあります。そういった能力を発揮することで、生活習慣の改善やストレスの解消につながります。

所長は患者様だけでなく、我々スタッフにも「持っているものを最大限発揮する」よう、チャレンジする場を与えてくれます。
きっと所長は、直接かかわっている人以外の、全人類に対しても、さらには人類以外の全ての存在に対し、同じ思いなのでしょう。

20周年記念プレゼントのエコバックのメッセージに、それが込められています。

エコバックにプリントされたメッセージ「May All be the best for All」

→ 丸山所長のメッセージ「Allの意味」

大澤

2023年6月16日

24冊の手帳(20年のあゆみ年表)

当診療所の開院は2003年5月ですが、丸山所長が開院準備を始めた2001年から現在までを<20年のあゆみ>として年表にまとめました。

中国訪問時に頂いた馬の置物
2001年 中国西安市へ視察訪問した際に、陝西省中醫管理局 局長様から頂いた置物

保管している写真だけで年表をまとめるのは難しく、所長は2000年からの24冊ある手帳を全て見返して資料を作り、それをもとに年表に載せる項目と写真を選びまとめました。

所長、スタッフ共に患者様やご支援くださっている方々の為、またこれからお逢いする方々の為にもあゆみを進めて行きたいと思います。
記念動画と合わせてご覧ください。

→「丸リハ」20年のあゆみ

ブログ編集部

2023年6月12日

“20周年記念キャンペーン第1弾”エコバッグプレゼント!

おかげさまで5月7日で開院20周年。
5月8日(月)よりキャンペーンをスタートします。
第1弾は丸リハ20周年ロゴ入りエコバッグプレゼント!

20thエコバッグ
サイズ:縦38cm(持ち手含む55cm)×横30cm×マチ18cm
折りたたみ時12cm×12cm

20周年ロゴとメッセージを入れたオリジナルエコバッグ。
漢方生薬と500mlのボトル2~3本入れても余裕があるサイズです。
受診時の漢方生薬入れにぜひご利用ください。

5月8日(月)以降、受診の方にプレゼントいたします。(未成年の方は対象外となります。)

※エコバッグがなくなり次第終了となります。
2023年9月20日終了しました
→開院20周年特設サイト

何度も打合せをして、助っ人さん(丸リハサポーター)から提案して頂いたデザインの中からスタッフ全員で選びました。

デザイン案
デザイン選定

エコバッグのデザインを選ぶ丸山所長。

メッセージの意味は→ 丸山所長のメッセージ「Allの意味」

ブログ編集部

2023年4月28日

“開院20周年特設サイト”オープンしました!

5月7日の開院20周年に向けて作成していた特設サイトをオープンしました。
第1弾のスライドショー、スタッフだけではなかなかまとまらず、特設サイトのデザインをお願いした助っ人さん(丸リハサポーター)にお手伝い頂いて、ようやく完成に至りました。
今後は、現在準備中の5月8日スタートのキャンペーンや、第2弾のスライドショーなど、随時コンテンツを追加していきますのでお楽しみに!

特設サイト

→開院20周年特設サイト

ブログ編集部

2023年4月19日

“20周年記念特設ページ”をオープンします

丸山リハビリテーション診療所は2003年5月7日に開院し、今年の5月で20周年を迎えます。 これもひとえに、当診療所を信頼し通院して下さっている患者様、ご支援して頂いている皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。

皆様に感謝の気持ちをお伝えする場として、この度“20周年記念特設ページ”をオープンします。診療所の20年のあゆみが分かるスライドショー(第1弾は恐らく4月中旬かな?と言うことは、第2弾も準備中です♪第3弾もあるかも?)もありますので、是非ご覧下さい!!!!

こぼれ話

スライドショーに載せる写真は、20年間撮りためた中から皆で選び、スタッフが夜なべもして編集しました。医師3人の最近の写真を撮影した時、「笑って、笑って!」と言われても、3年間のマスク生活で顔はこわばり、ひきつるばかり・・・。何とか笑わせようと、スタッフが歌いながら踊ったりして、ようやく笑顔でパチリ!!ついでに、小顔の所長は前に出て(笑)!!
もう一枚の写真は、ちょうど20年前、大学病院理学療法部の送別会での写真です。

丸山リハビリテーション診療所医師3人(2023年1月撮影)
2023年1月
丸山リハビリテーション診療所医師3人(2003年1月撮影)
2003年1月

宮下

2023年3月31日

漢方薬の効果を実感

昨年末から新潟市もまとまった降雪があったり、10年に一度という最強寒波を経験したりで、春が待ち遠しい今日この頃です。
2006年から当院に勤務しておりますが、当時の私は極度の冷え性で、タートルネックにタイツ、腹巻き、靴下の重ね履き、カイロが必需品でした。
その後、体質改善の漢方薬を処方して頂き、冬でも比較的薄着で過ごせるようになっていました。

しかし今年の冬の寒さは身に応え、しもやけに加え指のレイノー現象(寒冷刺激などで指趾などに生じる血流障害)まで頻回にみられ、年明けから、冷えに効果のある漢方薬(桂枝茯苓丸:けいしぶくりょうがん)を服用しています。

手指のレイノー現象(薬指)

漢方薬を煎じる

久し振りの漢方薬生活。こんな感じで煎じます。(詳しくは、→漢方薬の煎じ方・飲み方・保存方法)

スタート
とろ火でコトコト、30分経過
60分煎じて完成

毎日1時間煎じる手間はかかりますが、漢方薬のお陰で、風邪もひかず元気に過ごせています。
冷え対策で処方して頂いた漢方薬ですが、他にもいい効果が!!
更年期にさしかかり、やたらとイライラして、憂鬱な気分になりやすかった私ですが、気がつけば落ち着いているんです。

桂枝茯苓丸は、これまで大勢の患者様に処方し、その効果・効能は百も承知のつもりでしたが、今回自分が服用して、あらためて漢方薬の効果を実感しました。
患者様が日々元気に過ごせるよう、これからも心をこめて漢方薬を処方していきたいと思います。

宮下

2023年3月1日

診療所20年分の写真ファイル

今年に入ってミーティングの時間に、診療所開院(2003年)から撮り溜めている写真を見る事が何度かありました。セミナーや講演会他、飲み会の写真もありました。スタッフの第一声は

「うわぁー、みんな若い!」 そして
「こんな事もあったね。」
「あの時こうだったよね。」

私の頭の中では中島みゆきさんの曲「時代」が流れていました。嬉しかった事や大変だった事等、色々なことが思い出されます。

今回はその中から4枚を紹介します。

講演会の様子

宮下医師講演会2013年11月 丸山所長講演会2014年11月
丸山所長講演会2015年5月 大澤医師講演会2015年5月

スクリーンに映っている写真は20年前の太っていた大澤医師、その隣は宮下医師です。大澤医師による講演では、太っていた頃の衝撃的な写真で会場を沸かせました。

どの講演も時折笑いが起こり、楽しくわかりやすい内容で講演後には質問も出たりと皆さん熱心に聞いていました。

講演会の度に、参加者の方々が「面白かった。」「楽しかった。」と笑顔で帰られる姿を見て、とても嬉しかったです。

20年間撮り溜めた写真を紹介できるような企画を考え中です。
お楽しみに。

ブログ編集部

2023年2月16日

体の冷えには生姜のショウガオール

まだまだ寒い日が続く2月。冷え性の方には辛い時期です。
私も冷え性でしたが、今はかなり改善して体の芯から冷える事も少なくなりました。でも体が冷えた時、面倒臭がりな私でも簡単に早く温まる方法はないものかと所長に聞いてみました。

「生姜湯を飲むといいよ。生姜にはショウガオールが入っているから。」

カップにスライスした生姜、またはすりおろした生姜を入れて甘味を加え、お湯を注ぐ。
これなら簡単で作る時間もかからないので私でも出来る!!

体が温まるショウガオール

生姜

生姜の辛み成分に含まれるショウガオールは、血管を広げて血行を促進する働きがあり、
血行が良くなれば体温が上がって
代謝も良くなり
免疫力アップに繋がります。

生姜湯はいろいろアレンジが出来ます。
自分好みに作り、美味しく飲みたい。
すりおろした生姜、蜂蜜、グレープフルーツ濃縮果汁、ウイスキー(少量のアルコールを入れる事も所長から教わりました。)を入れて飲んでいます。・・・・・「おいしーい!」

生姜と生姜湯

ショウガオールは加熱する事で増えるので、生姜湯の他に料理などにも生姜を入れて体を暖かくして過ごしたいです。

ブログ編集部

2023年2月1日

【漢方】煎じ薬とエキス剤の違い

賀春

本年もよろしくお願い申し上げます

煎じ薬とエキス剤の違い

生薬四逆散

テレビCMや新聞広告で「痛み」「耳鳴り」「頻尿」と見聞きすると、ついどんな薬の宣伝?と気になります。製品名は違うけど、もとは漢方の○○だ!ということもあるし、はっきり漢方と謳っている場合もありますね。また、ドラックストアで漢方コーナーを設けている所が増えていると感じます。それらは顆粒か錠剤になっていて、すぐに服用できるようになっています。対して、当診療所で処方するのは生薬で、ご自宅で煎じて薬液を作って頂いています。→漢方薬→漢方薬の煎じ方・飲み方・保存方法

煎じ薬と顆粒・錠剤

実は、顆粒や錠剤の漢方も、ほとんどが生薬を煎じたうえで加工したもので、エキス剤と呼ばれます(一部ですが、生薬そのものを粉末にした散剤や、それを丸薬にした製剤もあります)。では何故当診療所が生薬を処方しているのでしょうか。以下に理由を挙げてみます。

  1. 生薬の加減
    漢方薬は何種類かの生薬を組み合わせて処方します。それぞれの処方は先人の使用経験から目安となる分量が知られていますが、本来は患者さんの状態に合わせて加減するものです。薬局で購入する漢方は、メーカーで製造されているので生薬の割合を変えたり、生薬を加えたり、除いたりができません
  2. 体質に合わせた処方
    メーカーの漢方でも体質に合うことはあるでしょう、しかし、診療していて実感するのは、患者さんの体質は千差万別だということです。それに対応するにはどうしても処方の加減が必要です。また慢性疾患の体質改善のためには、生薬の分量を細かく変化させながら服用を続けていく必要があり、加減できる生薬煎じ薬が最適です。
  3. 生薬の品質管理
    農産物に等級があるように、生薬も産地などにより品質に差があります。処方の際、生薬の品質に合わせて分量を変えるべきです。当診療所では、一級品の生薬を採用し、自院で管理しています。
  4. ご自身で治療していくこと
    煎じ薬は面倒に感じる方もあるかもしれませんが、病気を自分で治していくという意識づけの為にも、取り組んで頂いています。

※なお、煎じるのが難しい等事情のある場合はエキス剤を処方する場合がありますので、受診の際ご相談下さい。

大澤

2023年1月18日

年末年始休診日のお知らせ

12月30日(金)午後から1月3日(火)までは休診とさせていただきます。
1月4日(水)から通常診療となります。

プーさんサンタ

受付のくまのプーさんʕ•ᴥ•ʔ
現在はサンタさんです♪
数年前から、この時期になるとプーさんの帽子(被り物?)作りをしています。
来年の干支は…₍ᐢ.ˬ.ᐢ₎

うさぎ帽

モフモフ生地に苦戦しつつも無事完成!
クリスマス明けのプーさんに乞ご期待(笑)

ブログ編集部

2022年12月23日

肺活量を増やしたい!

皆さん笛を吹くことはありますか?普段はあまりないですよね。
私が吹いているのは、笛といっても楽器ではなく、競技用のホイッスルです。
診療所がお休みの週末、運動不足解消も兼ねて、我が子がお世話になっていたスポーツチームのお手伝いをしているのですが、最近、ピーッと長く吹く笛が続かないのが悩みです。
選手のプレーを止める大事な長い笛で、理想は3秒から4秒もたせたいのですが、残念なことに半分くらいで途切れてしまいます。
肺活量が落ちてきたのかも。トレーニングしたらいいのかな?と思い、インターネットでトレーニング方法を探していました。

「○秒吸って○秒止めて○秒で吐いて…」
ふむふむ、、、と記事を読みながら、あれ?どこかで見たな、と思い出したのが、当サイトに掲載されている所長のメッセージ。
→シリーズ1 呼吸

呼吸を整えて目指せグッドコンディション♪

毎日続けて呼吸筋&横隔膜の強化になれば笛もしっかり吹けるはず!と、呼吸トレーニングを毎日続けることにしました。(肺活量を増やすには、シリーズ呼吸「その3」の逆呼吸が効果的だそうです。)
併せて腹筋などの軽い筋力トレーニングやストレッチもしています。

トレーニングといえば先日、体幹トレーニングの際に子供達と一緒にブリッジをしました。
いつもは見ているだけなのですが、私ってブリッジできるのかな?とふと思ってしまい、数年ぶりにチャレンジ。
ブリッジはできたのですが、直後から背筋に違和感...。
あちゃー。週明けにカラー治療をお願いしないと...と思っていたら軽い筋肉痛だったようで1日程で回復しました。
背筋を痛めたかとひやっとしました。無理は禁物ですね。身体を動かすのは良いですが、年齢、体調に合ったメニューを選びましょう。(自分への戒めです...)

当サイトには“おすすめ運動メニュー“も掲載しています。 →おすすめ運動メニュー

毎週末どこかの体育館で笛を吹いていることが多い私ですが、練習も大会もなかったとある日の休日、母を誘って紅葉を求めて隣県へ足を延ばしました。

床もみじ アンブレラスカイ

群馬、宝徳寺の床もみじとアンブレラスカイ。
紅葉真っ盛りとはいかず少し色褪せ始めていましたが、久しぶりのドライブと綺麗な景色でしっかりリフレッシュ!
そしてもう一つの目的、味噌まんじゅう! 数年前の診療所の職員旅行のときに群馬の患者様にお勧めしていただいた沼田の東見屋さんで美味しい味噌まんじゅうを頂いてきました。

味噌まんじゅう

ブログ編集部

2022年12月1日

ご飯好きなら知っておきたいレジスタントスターチ~食欲の秋~

日々の診療で患者さんに確認するのが、睡眠と便通、そして「食欲はちゃんとありますか?」です。「はい、ありすぎて困ります(笑)」との返答も…

そうですよね、季節は“食欲の秋”。美味しいものが沢山ありますが、中でも新米の美味しさは格別です。今年もまた新米を食べられる幸せを感じながら、ついつい食べ過ぎてしまうことも。

稲穂 ご飯

ご飯を食べ過ぎて、体重増加等の体調が気になる方へお勧めするのが、炊きたてのご飯を冷まして食べる方法です。

ご飯を冷ますと炊きたてより硬くなり、ゆっくりよく噛むことで満足感を得られたり、唾液の分泌が増加したりというメリットもありますが、“レジスタントスターチ”が増えるというメリットも!!

レジスタントスターチ(resistant starch : 以下RS)は“ヒトの小腸における消化・吸収を免れて大腸に達するデンプンおよびその分解物”と定義されており、難消化性デンプンとも呼ばれます。

レジスタントスターチはご飯を冷ますと増える

RSは食物繊維と同じような性質をもち、その生理機能として、

等が報告されています。

特に短鎖脂肪酸は、腸内を酸性に保つことで有害菌の増殖を抑制する他、大腸の細胞のエネルギー源となり、大腸粘膜の増殖や修復に寄与したりと、非常に重要な働きをしていることが分かってきました。

このように、私達の体にとって有用なRS。豆や芋にも含まれますが、加熱調理後に冷ます過程で生成されるRS(老化デンプンとも呼ばれます)もあり、これが前述の、“炊きたてを冷ましたご飯”に含まれるのです。

冷蔵庫に入れなくても、室温で1時間冷ますだけでRSが増加するという亀井らの研究データがあります(RS量:炊きたてが0.37%、室温放冷1時間が0.58%、冷蔵6時間が0.52%、冷蔵24時間が0.68%)。(亀井文 炊飯時の加水量および米飯の保存温度と時間の違いによるレジスタントスターチ量の変化について)

炊きたてのご飯をお茶碗によそってしばらく冷ます、おにぎりにして冷まして食べる、という方法なら取り入れやすいと思います。気になった方は是非やってみて下さい。

<昔の稲刈り後の作業>

田舎の父と弟が作ったお米を食べている私ですが、子どもの頃は、兄弟力を合わせて手伝いをしてました。 (写真は今は珍しくなった稲架(はさ)掛けと稲刈り後の田んぼで落ち穂拾いの様子)

稲架掛け 落ち穂拾い

宮下

2022年11月1日

四十肩、五十肩(その2)

今回は所長に教えてもらった四十肩、五十肩の筋トレの中から一つ紹介します。

ペットボトルに水を入れて持ち、肩の高さまで横にゆっくりと持ち上げて7秒程そのままキープ。そしてまたゆっくり降ろす。


写真A


写真B


写真C

ペットボトルに入れる水の量で重さを調節でき、また持ち方を変えれば三角筋の(写真Aは前方、B中央、C後方)使う筋肉も変えられます。
目標は10回ですが、痛みに応じて少しづつ回数や重さ(1kg以内)を増やす事も出来ます。

ストレッチや筋トレをする場合、必ず診察を受けて医師の指示に従いましょう。自己判断で行うと肩の傷み具合により症状の悪化や痛みが増すこともあります。
またマッサージなどで、肩をぐりぐりと揉まない方がいいです。後で痛みが強くなります。(実際に肩こりと同じように揉んでしまったら痛みが強くなりました。)

筋トレを教えていただいた後、所長にもう一つ質問しました。
「この筋トレを続けていると少しは二の腕が引き締まります?」
「何もしないよりは引き締まるかもね。」 

数年前から首こりと肩こりもあり、さらに加えて五十肩。
腕を横に上げたとき、まるでペリカンの下クチバシの様な“ふるふる”とした二の腕の脂肪をつまんで、筋トレするぞ!と気持ちを奮い立たせています。

ブログ編集部

2022年10月17日

四十肩、五十肩(その1)

「痛っ!イタタ。」
入浴中、背中を洗おうとしたら左肩が痛くて背中に手が回らないことに気が付きました。昨日まで何ともなかったのに、この一瞬で痛めた?
重いものを持ったり、腕を大きく振り回したりとかした覚えがない。その後は日常動作で痛みが出ることもなく2日、3日もすれば痛みも治まってくるだろうと思っていたのですが、1週間経っても痛みは変わらず背中に手が回らない。
これはもしかして四十肩、五十肩かもと思い、所長に診てもらいました。

「五十肩だね。」 やっぱりそうですか…。

「先生、左肩だけ痛いのですが。」
「五十肩は両肩同時になる人はほとんどいない。利き腕ではない方がなりやすいよ。」

肩と腕の骨は向かい合っているだけで、関節は腱と筋肉で支えられているので加齢により筋肉が衰えてくると腱が傷みやすくなって痛みが出る。だから衰えた筋肉を鍛えて引っ張り上げて支えてあげるしかないと説明されました。

<左肩カラー治療後>

左肩カラー治療後
カラー治療についてはこちら

所長に再発防止の為、筋トレを教えてもらいました。
筋力に自信の無い方は予防の為に筋トレを行ってみては如何でしょうか?
四十肩、五十肩(その2)で紹介します。

ブログ編集部

2022年10月3日

猛暑を過ぎての夏バテ〜予防・解消のための漢方生薬

夏空の雲

今年(2022年)の夏はまれにみる猛暑でした。気象庁の分析が先日(2022年8月22日)公表されています。
”6月下旬から7月初めの記録的な高温及びその後の天候の特徴と要因について”
当地でも6月下旬から最高気温が30℃を越える日が続き、カラーの探索で自律神経、ホルモン関係の反応が頻回に見られました。それらは身体に負荷がかかっている所見です。患者様にだるさや食欲低下など夏バテの自覚症状がなくても、予防的に疲労回復目的の漢方を処方することがありました。少し涼しくなっても、だるさや食欲低下の訴えもあり、引き続き処方しています。
夏バテに限らず疲労回復に用いる漢方処方はいくつかありますが、共通して用いられる生薬が「人参」と「黄耆(おうぎ)」です。 人参は、ウコギ科で根を乾燥したもので、高麗人参や朝鮮人参と呼ばれることもあります。野菜の人参はセリ科なので別の植物です。黄耆はマメ科で、やはり根を乾燥したものです。いずれも滋養強壮の作用があり、配合された処方は補剤あるいは参耆剤(じんぎざい)と呼ばれることがあります。

当診療所調剤室の人参と 黄耆

生薬人参 生薬黄耆

代表的な処方に補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯があります。この夏は補中益気湯の夏バージョンといえる清暑益気湯を処方する機会も多くありました。
補剤は西洋医学には無い作用で、漢方の代表的な例といえるでしょう。
当診療所では漢方生薬を患者様の状態に合わせ、 季節・気候も考慮しながら配合を変えて処方しています。

大澤

2022年9月5日

旬の野菜で夏を乗り切る

30を超える府県に熱中症警戒アラートが発表、と暑さが厳しすぎる8月のスタート。連日の暑さに、身体がだるい、食欲がわかない、などいわゆる夏バテの状態になりがちですね。

そんな暑さにも負けず、我が家の小さな畑に元気に実る夏野菜。
トマトやきゅうり、ピーマンなどの鮮やかな彩りが食欲を刺激してくれます。放っておいてもぐんぐん育つバジルも、よい香りが夏にぴったりです。

夏に不足しがちな水分、ビタミンやカリウムなどを豊富に含んでいるものが多いのが夏野菜の特徴。野菜は旬の時期にいちばん栄養価が高まるそうです。

我が家の定番は、さっと湯がいて塩昆布と和えるだけのシャキシャキピーマン。そして、トマトやナス、シシトウをたっぷり入れた夏野菜カレー。
どちらも蒸した鶏肉を入れてタンパク質をプラスすると食べ応えも◎!疲れ対策にも◎です!

    

夏野菜カレーを食べると毎年思い出すのが、もう十数年前の某カレー店での出来事。

「完熟トマト」のトッピングを注文して出てきた「半熟卵」。

    

私の滑舌が悪かったのか、店員さんの勘違いか…

カンジュクトマトとハンジュクタマゴ…

    

じわじわと面白くなってきて、みんなで笑いながら美味しいカレーを食べた楽しい思い出です。

山崎

2022年8月3日

熱中症を防ぐ水分の摂り方

新潟は6月下旬に過去最も早く梅雨明けを迎え、連日夏日が続いています。7月を通り越してもう8月のようなこの暑さ、毎日熱中症関連のニュースを見聞きします。

私が子どもの頃は扇風機とうちわ、夜は蚊帳(かや)を吊って窓を開けて寝るという、エアコン(空調設備)とは無縁の生活でしたが、今ではエアコンは健康を守るためにも欠かせないものとなりました。

診療所では先月末にエアコンの総取替え工事(修理部品の調達が困難となり)が行われ、静かで快適な環境で働かせて頂いています。


待合室のエアコン(取替え工事中と現在)

命にも関わってくる熱中症対策は、エアコン使用を含めた暑さを避ける工夫と、脱水の予防が基本です。脱水予防としてあちこちで言われているのが、“1日1.2Lの水分補給”と“水分と同時に塩分も”です。でも、この通りでいいでしょうか?人それぞれ体型も違えば、発汗の仕方も違います。心臓、腎疾患等で水分・塩分制限が必要な場合もあります。

診療所では普段から患者様に飲水指導をしていますが (生活習慣の改善)、熱中症対策としても同様で、“1日の飲水量は体重1㎏あたり30~40ml(体重50㎏で1.5~2L)、浄水器を通した水道水またはミネラルウォーターを、1回にコップ1杯程度まで、なるべく1口づつチビチビと” が基本です。

塩分に関しては、日本人の食塩摂取量は平均1日10g程度と多く(日本高血圧学会推奨 6.0g/日未満)、涼しい環境で発汗も少ない場合は、通常の食事から摂る塩分で十分だと思われます。ただし、高温環境下での作業や運動などで発汗が多い場合には、水分だけ摂ると低ナトリウム血症(倦怠感や頭痛、嘔気・嘔吐、筋痙攣、重症だと意識障害等の症状)を生じることがあるので、水分とともに塩分を補給する必要があります。水1Lに食塩1~2gを溶かしたドリンクや、塩飴やタブレット、梅干し(1個当たり食塩1~2g)等の活用をお勧めします。

ちなみに、熱中症対策として経口補水液やスポーツドリンクもよく勧められていますが、それぞれの特徴・効能を知った上での活用を。

経口補水液は、もともとは発展途上国での乳幼児の下痢や嘔吐による脱水の治療目的(特にコレラの治療)に開発されたもので、脱水症に対して水分や電解質の補給に適した組成となっています(1L当たり食塩約3g、糖分25g)。あくまでも脱水症や脱水を伴う熱中症になった場合の治療目的に使用するもので、日常的・予防的に使用するものではありません。

スポーツドリンクは、発汗多量でエネルギーを消耗するアスリート対策の飲み物で、経口補水液に比べて、塩分量が少なく糖分が多くなっています。

暑い夏がまだまだ続きそうですが、暑さ対策と水分摂取を心がけながら、元気に過ごしたいものです。

宮下

2022年7月11日

夏場の漢方薬の保存について

6月に入ると徐々に気温と湿度が上がり、いよいよ新潟も梅雨入りですね。
洗濯物が乾きにくい、カビが生えやすい、食品が傷みやすく食中毒に気を付けなければいけないなど、ジメジメして鬱陶しい季節です。
夏場は漢方薬(生薬)も食品同様に傷みやすくなるので、患者様に保存方法についてお願いしていることがあります。

詳しくは「漢方薬の煎じ方・飲み方・保存方法」

28日分の漢方薬は処方する生薬の分量によって多くのスペースを取られてしまうかもしれませんが、気温が下がる9月末頃まで冷蔵庫で保管をお願いします。

サンロイヤル新潟の庭の薔薇がもうじき見頃になります。訓練室とスタッフルームの目の前にあり、この時期が一年で最も綺麗です。

訓練室とスタッフルームから見た庭です。色とりどりの薔薇がとても綺麗です。

五十嵐

2022年6月1日

桔梗の効用

夏を彩る桔梗の花。日本国内に自生地もあるそうですが、野草というより、園芸種としてなじみ深いと思います。
この桔梗も漢方の生薬として使われています。

自宅に植えた桔梗がこの春も芽を出しました。何年も植えっぱなしだったので、植え替えのため掘り起こしました。

白い根っこが人参のように太っています。大きいところで長さ30cm程に育っていました。

診療所の調剤室より。生薬としての桔梗は、根を乾燥して刻んだものです。排膿や鎮咳・去痰等の効用があり、皮膚疾患に使う漢方(十味敗毒湯、排膿散及湯など)に配合されたり、咽の痛みに使う処方(桔梗湯、小柴胡湯加桔梗石膏など)に使われます。

当診療所では生薬を用いた漢方処方を、毎回配合を変えてお出ししております。
漢方薬バナー

大澤

2022年5月9日

我が家のにゃんこ

トップページにあるこのオ・モッシェのバナーの猫。
今年で21歳になる我が家のご長寿にゃんこさんです。
人間の年齢に換算すると100歳!のおばあちゃんにゃんこですが、よく食べ、よく寝て、よく鳴いて、とっても元気です。
おなかが減ると「ちょーだいニャー!」。トイレに行ってくると「出たニャー!」。寒いとストーブの前で「つけてニャー!」。膝に乗りたいときはこちらを見上げて「座ってニャー!」。
他にも、開けてニャー、どいてニャー、、、歳と共に要求が増えています(笑)。

リビングの一番あたたかい場所に置いてあるお気に入りのにゃんこハウス。寝ていると暑くなるらしく、気が付くと頭や手足がにゅるーっと飛び出していて、「また溶け出してきたね。」と家族で笑っています。

 

長男が進学で新潟を離れるちょっと寂しい新年度の始まり。
にゃんこさんの更なる癒し効果に期待大です。

山崎

2022年4月1日

3月9日

「3月9日」と言う曲が流れる季節になりました♪

この日は子どもの頃、とっても特別な、嬉しい日でした。

弟の誕生日であり、また「山の神の日」と言って、山の恵みや神様に感謝する日だったのです。秋に裏山で拾った鬼ぐるみをたっぷり使った「山もち」を、祖母と母がこしらえてくれ、家族みんなで食べながらお祝いをしたものでした。「もち」と言っても、くるみ味噌を塗って香ばしく網で焼いた「焼きおにぎり」に近いでしょうか。昔は囲炉裏で串に刺して焼いたそう。

山育ちの私の、懐かしく、美味しい想い出です。

 

宮下

2022年3月1日

便秘に煎り豆

 今年の節分は2月3日。節分といえば豆まき。私が小さい頃は母がフライパンで豆を煎り、それを玄関や裏口に撒いていました。年齢の数だけ食べろと言われてもちょっと焦げ臭くて子供の頃はあまり好きではありませんでした。数年前、大澤先生に煎り豆がスーパー(豆菓子コーナー)で売っている事を教えてもらい、時々買うようになりました。私は、ちょっとお通じの出が悪い日が続いた時に、煎り豆またはキャベツの千切りを食べます。煎り豆だけで食べてもおいしいのですが、柿の種と一緒に食べるのがビールのおつまみとしていいですね。柿の種はピーナッツよりも煎り豆と一緒に食べる方が好きです。

 大豆は食物繊維が豊富。煎り豆は食べた後、お腹の中でどんどん膨らんでいきます。そして100gあたり420~510kcal位あるので(豆の種類や商品によって違いますが)食べる量は注意が必要です。

私がよく見かけるのは、この2種類の煎り豆です。この他に黒豆も見かけることがあります。

五十嵐

2022年2月1日

新年あけましておめでとうございます

スタッフがリレー形式でそれぞれのひとりごとを綴るコーナーを設けました。題して「オ・モッシェ」。新潟の方言で「面白い」という意味の「おもっしぇ」から創りました。

このコーナーを通じて、普段の診療場面では現れない、診療所やスタッフの「おもっしぇ」面をお伝えできたらと思います。

 

新年早々、訓練室に置いている薬用牡丹の花が咲きました。2枚目の写真は9年前に植える前の苗(ほぼ根っこ)。

生薬を仕入れている栃本天海堂さんから分けていただき、屋外で育てていましたが、一昨年の秋の気候が暖かく、冬を前にしてつぼみを出したので屋内に移していました。

生薬としての牡丹は根を牡丹皮として用い、微小循環改善等の効果があり婦人科系の処方によく配合されます。

ちなみに花を楽しむ園芸種の牡丹は芍薬の根に接ぎ木して栽培されるそうです。芍薬の根もよく用いられる生薬になります。

  

それでは、本年もよろしくお願いいたします。

大澤

2022年1月24日

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