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風邪を引きやすい体質の改善に柴胡桂枝湯
1年に何回も風邪を引く
冬季となり例年同様、風邪の方を診る機会が増えています。
1年に1回位は健康な方でも風邪を引くことがあるでしょうが、年に何回も風邪を引いたり、年中風邪っぽいという体質の方もおられます。
漢方薬の服用でそうした体質の改善を図る場合、よく用いられる処方に柴胡桂枝湯があります。
柴胡桂枝湯の特徴・使い方・注意点を紹介します。
柴胡桂枝湯の特徴
生薬構成:柴胡(さいこ)・黄芩(おうごん)・半夏(はんげ)・生姜(しょうきょう)・大棗(たいそう)・人参(にんじん)・甘草(かんぞう)・桂皮(けいひ)・芍薬(しゃくやく)
小柴胡湯と桂枝湯を合わせた構成になっています。
桂枝湯は風邪の初期に、小柴胡湯はやや長引いた際に用いられる処方です。
2つの処方の組み合わせにより、風邪の様々な病状に幅広く対応します。
どのような場合に服用するか
風邪を引いて、症状が数日続いて微熱が続いたり、午前中は解熱しても夕方から発熱したりする場合や食欲不振や口内が苦く感じたりする場合に用います。
症状が1週間以上長引いているようなときにも適用します。
また、風邪を引きやすい方に、続けて服用してもらい、風邪を引く頻度が減ることをしばしば経験します。
この処方の抗炎症作用、免疫調節作用により、体質改善がなされると考えられます。
注意
経験上、柴胡桂枝湯は比較的多くの方に適応しますが、体力の低下が著しい場合は補中益気湯の方が適応する場合があります。
また漢方薬全般に言えることですが、体質改善がなされたあとはその処方は中止しなければなりません。
当診療所では生薬煎じ薬を処方する場合は最大4週間分に止め、適応の可否を判断しています。
自己判断での長期服用はお勧めしません。
大澤