スタッフ ブログ

サプリ無しでダイエット

サプリメントによる健康被害が大きな問題となっています。
そもそも、多くの人が受けられている特定健診は生活習慣の改善のきっかけとして活用されるべきものなのに、コレステロール等の数値ばかり気にする風潮となっています。
その結果、サプリを服用するだけで数値を下げられるという宣伝イメージにつられてしまいがちです。
ただ、生活習慣の改善は、自分なりに努力しても中々効果が出ないと、途中で諦めてしまう方が多いと思われます。
私自身も肥満でなかなか体重が減らなかった時期があったので分かります。
しかし、当診療所に来てから約1年で17kg体重を減らすことができたのです。

学生時代から14kg増加

体重がピーク時の著者の写真

上の写真は、体重がピークだった頃の私です。
大学卒業後の8年間で体重は60kgから74kgに増加しました。身長164cmですので、BMIは27kg/m2で「肥満」に分類される値でした 。
過食と飲酒、運動不足が直接の原因だと思います。また、ストレスへの対処が上手くいかなかった背景があります。
注:BMI(体格指数)=体重[kg]/身長[m]2。BMI≧25で肥満と判定。

当診療所の治療で減量

カラー治療、漢方・乳酸菌の処方を受け、食事の改善として肉、牛乳・乳製品、甘い物を遠ざけるようにしました。
また、水を飲む量を徐々に増やし、1日2Lを飲めるようになり治療開始から3ヶ月たった頃から体重が減り始めました。
月に約2kgのペースで減り続け、最終的に55〜56kgで下げ止まりました。
その後20年間で体重は概ね57kg〜62kgの間で推移しています。

「やせる漢方」は使っていない

肥満治療を目的とした漢方処方が知られるようになりましたが、私自身の体質には合わないため服用していません。
所長のメッセージでお伝えしたように、体質に合わない処方は効果が無いばかりでなく副作用の可能性があります。
→所長のメッセージ 2018年9月シリーズ4 医の話(その13’)医とメディア 追記

体質改善を実感

当時、大幅なカロリー制限もせず、運動量を増やしたわけでも無いのに体重が減っていくので不思議に思っていました。東洋医学的に「気・血・水」のバランスを整えるという考え方に基づいて治療した結果、体質を改善できたと実感しています。
患者様においても同様に、当診療所の治療の結果、体質改善された例を多く診てきました。肥満の場合は体質改善の結果「努力が報われやすくなる」という印象です。
カロリーを減らすと体重も減りますが、摂りすぎれば増えます。
ただし、食行動と体重の増減の関係がはっきり分かるようになるので、体重コントロールをしやすくなります。
安易な方法に頼らず、当診療所の治療のような方法で、体質改善される方が多くなるのを願っています。

大澤

2024年4月5日

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